福山芳樹のAC30の使い方

再結成したHUMMING BIRDが東名阪ツアーをやるってことなので、全通してきました。どれもこれも見所が盛りだくさんなライブでしたが、個人的には名古屋がぶっちぎりのNo.1・・・つーか、ここ10年ぐらいで見た福山さん関連のライブの中でもNo.1と言っても過言では無いライブで、バンドとしての勢いって意味ではあの20周年ライブをも上回っていたとさえ感じましたよ。アルバムの制作とかそれに伴うツアーとかとか、これからの活動が正直期待しかないです。

そんなこんなで今回のツアーでお披露目となったシグネチャーモデルはさておき、AC30に関する使い方で改めて気付いた点があったので書き残しておきます。とりあえず今回のツアーでの福山さんの基本となる音色は以下の3つだったと言えます。

  1. AC30 Normal chのみ
  2. AC30 Normal ch + GE-7
  3. AC30 Brilliant ch + DC-2 

以前はAC30 Brilliant ch+SD-1だったものが上記の1番に置き換わっている部分が多々あって、バラード系でのバッキングなんかは1番の方を使っていた感じでした。んじゃ、SD-1は何に使われるのか?って疑問が残るかと思いますが、それは3番の音色を歪ませる時に使っていました。(『月のささやき』の軽く歪んだバッキングがこの3番にSD-1を追加した音色を使用) なのでなのでDC-2がエフェクターボード上でちょっと踏み難そうな位置にあることにも説明が付くわけで、DC-2は基本的に常時ON状態となっていることと推測されます。

とは言っても絶対的な決まりがあるわけでもなく、福山さん的には(踏み間違えも含めて)柔軟に運用している感もあります。名古屋では1番の音色を使っていたフレーズを東京では3番+SD-1で弾いていたなんて場面もあったので。

今回は全ての公演でAC30の出音が直撃する位置という幸運にも恵まれたので、記録として残しておきます。

 

追記:

東京のラストでAC30から音が出なくなるというトラブルが起きましたが、あれは何が起きたんでしょうね? スピーカーが飛んだだけという話もありますし、MAINとSTANDBYのパイロットランプがどちらも点灯したままだったのでそんなに大きなトラブルだとは思っていないのですが・・・#2のシールが付いたAC30が今度も登場するか注目ですね。

 

追記 その2:

Normal ch側はLS-2でのレベルブーストを併用していると思われます。

詳しくは↓を参照