ギターサウンド

サウンドシステムの大御所、ピート・コニッシュ大先生がギターの音作りについてこんなことをおっしゃられていました。

アンプはクリーンにして、エフェクターで音を作った方が良い結果が得られる場合が多い

長年これについては同意しかねていたんですが、会社で仕事中にピコーンと合点しました。ここでコニッシュ大先生の言っている”クリーン”というのは歪んでいないという意味じゃなくて、濁りがないという意味でのクリーンなんじゃないかと。具体的には真空管アンプの若干クランチ気味あたりのサウンドのことを指しているのでは?と
その状態ならば、(歪みがないという意味での)クリーンサウンドもオーバードライブサウンドもアンプのセッティングを変えることなくアンプに入力される信号レベルを操作することだけで作り出すことできますね。ギターのヴォリュームを絞れば歪みがないクリーンサウンドだし、エフェクターなりのアタッチメントでゲイン・レベルを上げればアンプ内部で歪み始めます。コニッシュ大先生はこのことを言っていたんじゃないかと。まあ、現在の自分の音の作り方がそんな感じなんで良いように解釈してるだけかもしれません・・・・・と、いちお言っておきます(w
けど、ヘッドルームがやたら大きく設定されているモダーンなアンプにはこの方法論が通じ難いから厄介だったりもする。センシティブを上げたいからといってプリゲインを上げすぎると歪み過ぎるし、かといって逆をやると全くピッキングに反応しない・・・みたいな悪循環に陥ると思うの。おっさぽも長い間これには悩まされたけど、そこはブースターをカマすことで解決できるんじゃないかと。要はアンプのヘッドルームぎりぎりまでブースターを使って信号レベルを底上げしておくのね。この手は1ヴォリュームのアンプを(音量的な問題で良い音で)鳴らしきれない時にも使えると思います。まあ、この時に問題になるのはブースターに何を使うか?ということになるのかな。理想は”何も足さない・何も引かない”になるかと思うけど、実際にそういうものをカマしてもたぶんギタリスト的には面白くないと思うのね。若干の美味しい色を付けてくれるようなものが望ましい☆カナ? でもOD-1とかTS-9みたいに色が在りすぎるのもダメだから難しいところ。おっさぽのお勧めは激烈にHSW Lennyだけど、現状での入手はホボ不可能だから・・・セカンドチョイスとしてMJMのBLUES DEVILを推薦しておきます。TS系だけども鼻ツマミ感が少なくて、だいぶすっきりとした印象。
というわけで、レイボーンとからんど〜好きな人で音作りに悩んでいる人はこれを参考にしてみてくらはい。おっさぽがここ4〜5年の試行錯誤でたどり着いた答えがこれです。