YOSHIKI FUKUYAMA LIVE TOUR 2006 "ALLEGORY"@Shibuya O-WEST

曜日感覚が完全に無くなった(ハロモニ見逃したよ・・・)黄金週間の最終日を締めくくるのに相応しきイベント。先に発売されたアルバムの完成度が異様に高かったんで、期待に胸を膨らましてやって来ました。
珍しく開場が遅れており、おまいつなののヲタと向かいの会場に居るビジュアル系バンドのファンらしきおねぇさん方を肴にしてのヲタトークでまったり。結局20分ぐらい遅れて開場。場内はイスなしのホントのオールスタンディング形式で、BGMにはGeorge HarrisonGeorge Harrison」。場内の雰囲気とBGMで結構テンションうぇうぇな状態。
定刻ぐらいに客電が点いたままOpening SEの「ECSTASY OF GOLD」が流れ始める。これ、どうしてもMetallicaが出てくるんじゃないかと思っちゃうよ(w しばらくして客電が完全に落ち、お三方が登場〜。さあ、ロックの始まりである!!
某所よりセットリストを拝借♪

00. Opening SE - ECSTASY OF GOLD
01.寓話
02.DR.SHADOW
03.突き進め MY LIFE
04.GOOD MORNING
05.しあわせの涙
06.別れ道
07.Don't worry
08.祝福と涙
09.赤い花びら
10.神の国
11.マイ・ブラザー
12.MAD MACHINE
13.迷宮時代
14.素晴らしい世界 (Piano SOLO)
15.Mr.アップルヘッド
16.星空のレクイエム
17.BINBO BLIZZARD
18.PLANET DANCE
19.ゼロになれ
20.FLY AWAY

 アンコール
21.ロング・ロング・タイム
22.ねここしゃん
  〜GET BACK
  〜君は来ない
  〜ねここしゃん

ストラトプラグインし、チューニングが完了して「さぁいくぜ!!」みたいな時、森田さんから手で制される。未だベースのチューニングが完全に終わっていなかったみたいで、仕切り直してから1曲目の「寓話」に突入。どう考えても1曲目はこの曲だよね。エレクトリックでのトリオ編成はホント久しぶりなのだが、この三位一体な音が最高に心地良いです。
そのまま間髪入れずに「DR.SHADOW」へ。あやふやだけどギターソローでオクターバーをカマしていたと思われ。(足元にBOSS OC-2もあったし)
「突き進め MY LIFE」はできれば後半にやっていただきたい。
「GOOD MORNING」のド頭で思いっきり音を外す森田さん。一瞬、福山さんが直前のチューニングで半音間違えたのかとちょっと錯乱。これ以降もいつもらしからぬ感じで、今日の森田さんはちょっとイマイチだった。
ハミングの頃から「GOOD MORNING」とセットになっている感がある「しあわせの涙」。なつかしいサビの振りも今日は大勢がやっていたなぁ〜。
ここでちょっとトーンダウンして「別れ道」。ドラムとベースが異様に重いままだったんでちょっと聴き辛かったのが残念。
70年代の西海岸アメリカンロックっぽいのをイメージしたという「Don't worry」。直前の”アメリカンロックとは?ブリティッシュロックとは?”というMCで、”いつも(福山さんが)演っているのがそう(ブリティッシュロック)”という台詞がかなり壷った。サビのコーラスが爽快でLAの青空が見えたね。
すごく久しぶりに聴く感のある「祝福と涙」。懐古厨で申し訳ないが、どうしもてコーラスに違和感を感じちゃう。別に他のハミングの曲では気にならないのだが、この曲だけは何故かいつまでも気になるんだ・・・・・。
森田さんがベースを置き、ギターを持っての「赤い花びら」。歌に入るまでの導入がかなり素敵で、ライティングも赤を主体にバッチリきまっていた。今日は全体的に照明がGJ!!
MC中に福山さんがB7#9を押さえていて、ののヲタと”BINBOクルー!?”とフェイントされた「神の国」。この曲を今日やるとは思っていなかったよ〜ん。今日は過去最高にゴリゴリしてます。いつかあのアンプで演ってもらいたいもんです。
そのまま「マイ・ブラザー」!! この曲でここまで喜んでるのって相当な少数派だろうね。ロックしてます、ロックンロール大会の看板に偽り無しです。
ここでシーケンサーとの同期演奏で「MAD MACHINE」と「迷宮時代」。ヘッドホンしながら叩くあちょーさんが目新しいのですが、正直なところシーケンサーはいらないんじゃない?と思うた。上手くは言えないが、何か空気が違う気がする。
ここでステージ上手にセットされたエレピ(Nord Electroぽかったが? 直前に事務所が買ったとのこと)に移動して、ソロで「素晴らしい世界」。
そのまま森田さんとあちょーさんを招いてピアノトリオで「Mr.アップルヘッド」。この曲をトリオでどう料理するのかが楽しみでもあったわけだが、ホボ予想通りでした。ギターを担ぎつつピアノを弾いて、ソロはギターにチェンジというのも少しだけ期待してたんだけどねぇ〜・・・って、さすがにそれは無理だろ(w こういう曲をトリオでやれるのも、メンバーの3人が歌えるっつう強みがあるからなんだよね。そりゃCDに比べれば厚さはないが、遜色は無いコーラスワークを展開しているわけであって。リードベースとも言える歌いまくりのベースに曲中はずっとクギ付け。
ダブルネックが絶対に登場するであろうと思っていた「星空のレクイエム」は普通にストラトで3カポでした。本当にありがとうございました。まあ、そんなギターの話は置いとくにしても、CDのあの緊張感とパワーは今日は感じられることができずにちょっと残念だった。
そしてついにきた本日のお待ちかね「BINBO BLIZZARD」!! この曲のためだけに今回はトリオにしたんじゃねぇかと個人的には思っているわけで、さっきまで”夕飯はなぜかウィンナーロール♪”とか歌ってたのと同じ人達とは思えねゴリゴリなロック。しかし、エンディングで拍を見失って崩壊。ああ・・・どこに着地するのかちょっとスリリングでした。
アーミングでウネウネと響かせ、”Dream Jackクルー!?”とまたもやののヲタと共にフェイントされた「PLANET DANCE」。今日に限って言えば、この曲はいらないんじゃないか?とも思った。この曲を待ち望んでいた人も居たハズだろうし、難しいところではあるが。
盛り上がっているところにさらにアッパーな曲「ゼロになれ」投入。ここら辺はもう細かいことよく覚えてませんが、PAを通さずに生声でサビを歌ってる福山さんに心底震えた。
本編最後の「FLY AWAY」。ラストは「月のささやき」or「この空の下に君がいるから」系のメローな曲をもってくるかと思っていたが、今日はロックンロール大会なんだよね。久しぶりに本気で”Fly away Fly away”叫んだ気がする。最後に盛大にアーミングして弦をブチ切ってご退場〜
アンコールあっさりとご登場。さきほど弦を切ったFenderはまだ用意できていないようで、Crews(アーム未装着。おい、ローディ! しっかりしる!!)を弾き始め・・・・・この聞き覚えのあるフレーズは・・・”はるかなる海へキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!!!”とののヲタと今日3回目のフェイントを共に決められて「ロング・ロング・タイム」開始。勝手に想像していたこっちが悪いんだが、今日一番のガッカリ所だった。いや、「ロング・ロング・タイム」も大好きな曲ですよ? 大好きな曲なんですけど・・・・・ _| ̄|○<「はるかなる海へ」聴きたかったぉー
そして、最後の最後「ねここしゃん」。途中の「君は来ない」に入ろうとして福山さんが森田さんに向かって空中に指で図形or文字を書いていたんだけど、なんて書いていたんだろうか? あれで「君は来ない」に投入するのを森田さんは理解したような感じだったんだけど。あちょーさんに至ってはそれ以前に「君は来ない」に移行するのを理解していたぽかったけど。そのやりとりを終始見ていたおれは何をやるのか全く予想できんかった。まだまだ修行が足りんねぇ〜。
そんなこんなで怒涛の2時間40分。もうアンコールする気も起きないほどお腹いっぱいです。やっぱエレクトリックのライブは格別なんだが、今日はいつもに増して密度が濃かったねぇ〜。今年の後半あたりにもう1回やって欲しいと節に願う次第であります。(ちょっと13日の名古屋に行こうか考えchu)
最後に、福山バンドのライブになってから毎回のように発生しているなんとも言えない緊張感が漂う曲間でのチューニング・タイムは何とかならないものかなぁと思うた。今日みたいに盛り上がってるところであれが行われると勢いが殺がれ、すごく勿体無いと思うのですよ。サブギターもあることだしチューニングが狂ったら潔くギターチェンジってのはどうですかねぇ? しかし、あのローディーのお兄ちゃんだとそれも頼りないのかなぁ・・・・・と、ののヲタが言ってました(w