CAMINO LIVE1976

pupepe2005-02-25

ナンセンスなことではあるが、日本で1番だと思うギタリストは誰?という問いの回答としておれが真っ先に思い浮かべるのはこの人です。

 大村憲司


TVで柳ジョージ氏のバックでギターを弾いている姿を偶然に見かけ、そのあまりのスゴさにぶっ飛んだことがありました。日本にこんなスゲぇ人がいたんだ!? つか、この人は誰なの???・・・・・結局その時は名前とか何も分からず、その人が大村氏だったということが判明したのは1988年にしし座流星群と共に逝ってしまわれた直後のことでした。
それから追悼復刻ということでCDが相次いでリリースされ、買ってみてはしたもののあの時の衝撃には遠く及ばず。あの時は何だったんだろ?と思っていたところ、幻のバンドCaminoの音源がリリースされているとの報。メンバーは、大村 憲司・是方 博邦・小原 礼・村上ポンタ秀一と強力すぎる組み合わせ。このメンツでブルース主体の音を出しているっつうことでさっそく購入してみました。(実はごっちんの3rdと同じ日に届いていたんだけど、そっちに忙しくて放置プレイしていました)

クラプトンよりもクラプトンらしいと評されることについてはイマイチ理解できなかったのだが、こいつを聴いてそう言われる所以がわかりました。フレージングにクラプトンの面影を随所に感じられるのだが、ヤツよりも断然にカッコイイ。それにギターの音がぶっとすぎで、オーラが違いすぎる。別に是方氏のプレイや音がヘコイというわけじゃなく、大村氏がスゴすぎるだけだと思う。TVで見た時の衝撃ほどではなかったけど、あの時に感じたことは記憶の美化じゃなかったんだと再確認。

これに続いて同じくCAMINOの音源はもう1枚ほどリリースされているので、聴き終わった後に早速注文しました。しかし、49歳という若さで逝ってしまわれてことが本当に悔やまれる。